2011年06月27日
古代生物を田で発見

野洲市須原の「魚のゆりかご水田」の田んぼを
ボ~っと眺めていたら、水面でなにやらウニョウニョと
泳いでいる生物を発見

なんだ?なんだ?

田んぼに生息する生物は、私にとってまだ未知の世界

近くにいたおじさんに「網でつかまえて!!」とお願いをし、観察することに

その正体は..

「カブトエビだ...」
「数年前から、この時期になるとあらわれんねん。どっから来るんやろうな?」
と、おじさん。
え、え??古代生物と言われるカブトエビ

小学生の時に、そういえば授業でを習ったような...

「なぜ田んぼにたくさんいるのだろう?」
とおじさんたちと、一緒に考えたけれど謎が解けず

ということで、調べてみました



「生きている化石」と言われているカブトエビは、3億年ほど前から
地球に生息しているそうで、その姿はほとんど変わらず。
カブトエビは、外来種だそうで、人間の靴に卵がついたり、なんらかの
形で卵がくっついて持ち込まれたのだそう

そして、卵は乾燥につよく何年も土?のなかで眠る性質があり、
数年前の卵は孵化できる環境になれば孵化する

だから、古代から生き残れたのか?とちょっと関心。
さらに調べてると、
カブトエビがたくさんいる田は、農薬を使わず堆肥が豊富な田に
出現するそうで、またカブトエビの活動により田に草が生えにくい
環境を作るとのこと。
それはなぜかって??

まず、泳ぎ方に注目!
1:カブトエビの足は40対ぐらいあり、その足で草を鎌のように
伐っていくらしい。
2:草を食べる
3:水面の泥をかき混ぜるカブトエビ。水面が濁るおとで、太陽の
光が届かず、草が変えにくい環境にしている。
なるほど

さらに、昔の人はカブトエビを「草取り虫」と呼んでいたそうで、
農薬の代わりにしようしてきたそう

カブトエビと田んぼの環境は、お互いにとっていい環境をつくり
だしているのだと思いつつ、こんなところに「古代生物」?
と驚く私でありました


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HP:http://www.hori55.com/seseragi/
須原自治会館内 電話・FAX 077-589-2701
代表・堀彰男(あやお)さん

Posted by 木野環境 at 10:00│Comments(0)
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