2011年10月24日
余呉トレイル 前編
あと半月ほどもしたら、山が赤や黄色に化粧をする
紅葉の季節となりますね

滋賀県には、あちこちに紅葉スポットがあると思います。
今日は、私がオススメする紅葉スポット「余呉トレイル」紹介します


塩街道の入口(長浜市余呉町中之河内から撮影)
「余呉トレイル」は、いくつものコースがあります。
今日はその1つ、余呉町中之河内の人が福井県敦賀市五幡まで
塩を買いに歩いていた古道「塩かい道」のご紹介です

塩かい道に私が訪れたのは真夏の8月。
「余呉トレイル」を開発した「余呉トレイルクラブ」さんが企画するツアーに参加してきました。
ずいぶんと時期がズレてのブログ紹介となりましたが、「余呉トレイル」は紅葉の秋の登山がとても人気


凄くキレイな場所なんです。


お地蔵さんがたくさん置かれていたので、昭和初期まで頻繁に使われて
いたこの道の、交通安全を祈願するお地蔵さんなのかな。
お花がお供えしてあったから、地元の方がお世話をしているのかもしれません。
中之河内側から登るこのコースは、網谷川沿いに登っていきます

川と道との間には、昔田んぼがあった様子。
その跡地には山椒が植えられていました

空気はとても澄んでいて、気持ちがいい

オニヤンマが最初にお出迎えしてくれました。
そしたら蝶も、ひらひらと近寄ってきて、青くてキレイ。
杉林の中を歩いていきます。
そして抜けると、中之河内塩かい道入口へと繋がります。
杉林の道は道幅が広く歩きやすかったですが、ここから福井県の県境までの道のりは、
谷道となり急に狭まります。
回りの木々を見渡すと、人工林ではなくケヤキやクルミの木など雑木林へと
なっていました。
この赤いリボンは、道に迷わないため目印。
塩かい道を案内してくださる「余呉トレイルクラブ」の檀上さんは、「笹が生えてしまい道が判明できなくなるから
リボンを付けています。このリボンは木に配慮しながら付けています」、リボンの大切さを教えていただきました。
古道をあるいていると、数カ所、「これ本当に道?」と思う場所に遭遇しましたが、
「草や被さって、ここ道?と思われるかもしれなけれど、僕たちにとっては道なんです」と、
檀上さんには道が見えていました。
谷道は、時々小さい川幅を横切ります。
水はヒンヤリ冷たく、「癒される~」なんて思っていたその時、
岩のようだけれど、岩ではない生き物に遭遇していましました。
その正体は、カエルくん

あなたのお名前は??
そして、ずいぶんと谷道を上ったところに、固まって岩が置いてある場所にたどり着きました。
この写真をみても、「どこに岩が?」と思われるかもしれませんが、写真中央に人の手で積み上げた
と思われる石垣が見えませんか?
これは、炭焼き窯の跡なのだそうです。この谷道には、あと数個、炭窯がありました。
ここで焼かれた炭も、この古道を通り福井県や滋賀の湖岸まで運搬されたんでしょうね。
後編へつづく...

Posted by 木野環境 at 10:00│Comments(0)
│【長浜市】