野洲川田園空間博物館 その2

木野環境

2012年02月23日 10:00

中村さんとの守山歴史散歩は続きます

市内の中ほど、赤野井町には諏訪家の屋敷が残っています。
諏訪屋敷については過去のブログもご覧ください

江戸時代に周辺いくつかの村々の庄屋をまとめる大庄屋(おおじょうや)を務めていた諏訪家は
屋敷裏の潜り戸から天神川を経て、琵琶湖赤野井へ、そこから大津方面へと
米などの物資を運搬していました

築約250年になる立派なお屋敷


クリックすると大きい画像を見られます
潜り戸 ここから荷物を運び出しました


今では車や電車で出かけるのが普通ですが
江戸時代~昭和30年代までは
琵琶湖を船で行く湖上交通が人々の大切な足だったのです


現在の浜大津港

昭和24年(1949年)、中村さんは小学校の遠足で、赤野井湾から浜大津港まで乗船して、
鉄道に乗り換えて京都に向かったんだそうです

その頃は
船員さんが琵琶湖の水を汲んでお茶を淹れてくれた
だれもそれを当たり前だと思っていた。それぐらい水がきれいだった

と感慨深そうに振り返っておられました。

当時栄えた野洲浦港の跡には石碑が


みなさんも今お住まいの地域で探してみたら
面白い・奥深い歴史や文化に触れられるかもしれませんよ

野洲川田園空間博物館 HPはこちら
http://www2.ocn.ne.jp/~yasugawa/

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akiko   

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