野口の炭で炭石けん試作

木野環境

2011年11月30日 10:00

半世紀ぶりに生業の炭焼きを復活させた国境炭焼きオヤジの会さん。
   過去ブログ 元気の源は「炭」!!
炭焼きをすると必ず出てくる、商品にならない小さなかけら
これを何かに生かせたら・・・
そうだ!炭石けんはどう?
というharumiの思いつきを形にすべく、試作を行いました

講師にお迎えしたのは
天然自然社 Seisui 杉江香代子さん
植物油と水に苛性ソーダ、精油やクレイを加えて
体にも環境にも優しい石けんづくりに取り組んでいます
詳しくはこちら 【田舎体験しが】水草せっけん、杉江さんの記事!

akikoとharumi、そしてマキノのまちづくり団体職員Tさん(野口でいつも大変お世話になっています)の3人が生徒です
用意するのは
   オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイル、キャスターオイル(ひまし油)
   杉江さんが考えたベストブレンド
   ここはあまり厳密に考えなくても、他の油、ナタネ油とかでもたぶん大丈夫だそうです
   水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)危険物につき取扱注意
   精製水    
   無水エタノール(鹸化促進のため添加)
   炭  今回は道具がなかったのでなんとharumiが乳鉢ですりつぶして粉末にしました
   精油 ユーカリ、ラベンダー、ローズマリー、ジュニパーベリー
   みんなで香を試してみてこのブレンドに決定。
   爽やかで森を思わせる香りがベースにお花がほのかに香るような・・・
   精油にはこんな効果があるとされています
   ユーカリ シャープでクリアな香り。風邪や花粉症を和らげる
   ラベンダー 花の香り。抗菌、火傷、にきび、虫除け、リラックス効果
   ローズマリー フレッシュですがすがしい香り。肌のたるみ、むくみ解消
   ジュニパーベリー 深い森林を思わせる香り。老廃物を排出、皮脂バランスを整える

 
作り方

ステップ1
オイルをペットボトルに入れ、湯せんで温める

ステップ2
ビーカーに入れた水酸化ナトリウムに精製水を加えます
注意このとき水溶液が発熱して蒸気が発生するので、換気を良くし蒸気を吸い込まないようにマスクを着けた方がよいでしょう


ステップ3
オイルと水酸化ナトリウム水溶液の温度が同じぐらい(50~60℃)になったら、オイルに水酸化ナトリウム水溶液を加えて


ステップ4
フタをきっちり閉め、タオルで巻いて20分間手でシャカシャカ振り続けます 
これが重労働 二の腕引き締めに最高


ステップ5
とろ~りポタージュスープのようになってきたら、炭と精油を加えます

そしてさらに10分ほどシャカシャカ・・・もうだいぶ疲れてきて腕がぷるぷるします・・・

ステップ6
牛乳パックの型に流し入れ、ガムテープできっちり塞ぎます。

私たちが力一杯シャカシャカしたかいあって粘りけが出てきてクリーム状になっています
石けんになる化学反応が進んでいい状態だそうです


さてこの後どうなったかは・・・
続きをお楽しみに

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