【稚魚】田から琵琶湖へ

木野環境

2011年06月23日 15:00


野洲市須原にある「須原魚のゆりかご水田」
5月9日の田植えから約一ヶ月!
稲がすこし成長していました

 田植えの様子はコチラから

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▼6月19日に行われた稚魚放流の様子をご紹介▼
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4月下旬、魚が琵琶湖から田んぼに遡上できるように
設置された魚道に、5月下旬、や台風の影響(おかげ)で、
今年はたくさんの魚が遡上し産卵した

5月17日頃にはフナ・ナマズといった稚魚が孵化。
エサが豊富で外来魚の心配もなく、2~3センチぐらいに
育ったところで、田んぼから琵琶湖へと放流される


その方法は
1:田の水を水路へ流す
2:水を速く流す工夫として、田んぼのなかに溝をつくる
「水切り」の方法で流下を促進。
3:その流れにのって、稚魚たちも水路へ


でも、その前に1枚の田んぼにどれだけ孵化した稚魚がいるのか、
調査をしなくてはなりません。
(田んぼで稚魚が育っていないと、魚のゆりかご水田とは言えないからです)


水の排水口にアミを設置。30分ごとに稚魚の確認作業を行います。


稚魚を数えていきます。


記録をしていきます。


そして、水路へ放流します。

昨年は約25,000匹の稚魚を確認したそう
稚魚の種類は、フナ・ナマズ・ドジョウ・ドンジョ・コイ

「今年は何匹にいるのだろう?」と須原魚のゆりかご水田協議会さんに尋ねると
「昨年以上の稚魚が確認できる」と、笑みで答えてくれた代表の堀さん。

午前中は、まだまだ田の水が抜け切れていないので、2~3匹単位しか確認できず。田に水が少なくなる午後には、、水の流れにのって、たくさんの稚魚が確認できるとのこと。

そして、午後一番の観測では

あ、ほんとだ。
たくさん、フナの稚魚がいてました。


ナマズの稚魚も発見しました
小さくてカワイイナマズ。立派にヒゲが生えていて
顔立ちくっきりな姿に、ちょっと感動
初のがん見です(笑)

稚魚さんたち
琵琶湖で大きく成長して、来年、田んぼへ
戻ってきてね~

と、須原の地元の方、関係者の方々と見送ったのでした

 過去ブログ
魚のゆりかご水田 みんなで田植え
「魚のゆりかご水田」in須原
須原「魚のゆりかご水田」 稲刈り・はさ掛け体験から

 田舎体験しが 記事
「ぼくらが知っている水田を再び…」

 須原魚のゆりかご水田協議会
HP:http://www.hori55.com/seseragi/
須原自治会館内 電話・FAX 077-589-2701 
代表・堀彰男(あやお)さん 


harumi





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