ドングリから育てた原木シイタケ その2
美味しいシイタケにこだわるだけでなく
原木の資源循環まで
ちょっとこんな栽培家さんいませんね
突っ込んでお話を聞いてみました
シイタケ栽培を始められたきっかけは?
50年ぐらいまえにここらにも電気やガスが通るようになって
薪を使わなくなって余ってきた
使い道にシイタケはどやろ、という感じで始めたんや
そうですか。でも原木まで自前でっていうのは
聞いたことがないんですが・・・
原木を手に入れるのが大変で
自分で育ててみようと思ったわけ
最初は苗木を買ってきて
それからドングリを拾って植えるようになった
それはそれは
ご苦労もあったんでしょうね
ええそれはもう
シイタケは菌を植えて収穫まで1年~2年ぐらいかかるんよ
その間現金収入はないから
歯を食いしばって耐えたんよ
雑菌が繁殖してしまったり
サルに食われる獣害もあったし
軌道に乗るのに10年ぐらいかかったかな
お二人の穏やかな雰囲気からうかがい知れない苦労があったのです
本当に頭が下がります
そうやって育て上げたシイタケは
食べた人が感動して周りに話さずにはいられない美味しさ
お客さんがお客さんを呼んで、
今では全国から注文が来るそうです
郷土に隠れた名人あり
さて中本さん夫妻は
子どもから大人まで対象に色々な
体験学習を行っています
シイタケ狩りやシイタケ焼きを始め
役目を終えた原木に棲みつくカブトムシやクワガタ捕り
原木に菌を植え付ける
間伐に木の皮はぎ
木工 などなど
大変バラエティーに富んでいます
お客さんの要望に応えているうちに
メニューが増えてしまいました
町の人たちは嬉嬉として体験し、リピーターも多いとか
このシイタケは 以下のところで販売しています
鹿深ふれあい市 四季彩館(しきさいかん)
0748-88-4374
甲賀市甲賀町大久保491-4 (鹿深夢の森内)
宅配をしています
中本清治さん 0748-88-5709(シイタケの作業所)
akiko
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