【マキノ町野口】もとえさんのおかき

木野環境

2012年01月27日 10:00

このごろの木野環境3人は、方々の取材の合間に、マキノ町野口での活動にも通ってます。

今までの野口地区関連の活動をチェックしたい方は→ コチラ!

何度か訪れていますのは、昔の生活を振り返り、もう閉校になってしまった地元の「路原分校」の卒業生の集いを開催しようという計画に取りくんでいるからです。

会議や聞き取り調査、そして石けんづくりなど、折々の機会に何よりほっこりしますのが、地元の方のお顔を見られること

いつも素晴しい手作りおかきを差し入れてくださるのが、もとえさんです。


売ってるものみたいでしょう!!?
この方が、もとえさん。


冬の仕事について聞き取りしたときのお話を少し…

いつものおやつは、かきもち・あられ・かしわもち・よもぎだんご…

冬場には、「いりこ(くず米)」を石臼で粉にして、団子をつくっておいた。
お団子作りや粉挽き(こぉひき)はヒマな冬の仕事だとか…
そして女の方のお仕事なのだとか。

「最近は石臼はないから、粉をこうてくるけどな」

と、もとえさん。

冬の間中に、お米の粉をたくさん作って、一斗缶に入れて置いておいて、それを時々におかきにしたりして、揚げたり焼いたり、いろんな食べ方でおやつにされたのだとか。
粉作りの方法は変わったけれど。今も続く習慣だそうです。

特別な昔のおやつのお話も伺いました。
それは、吊り団子

米粉のお団子をお餅型にして
藁でつないで、干しておきます
乾いたお団子は、2日ほど水に浸けて、蒸して、焼く。
それは5月の田植えの虫養いに。
「小昼」といって10時頃と15時頃に食べたそうです。

「あれはうまかったな~」

と皆さんの話しに花が咲きました。


1月25日もマキノ町野口へ。
もとえさんがまたおかきを準備してくださっていました。


お心遣いと共に、手作りの温かさを実感。
これへのお返しは、京都から購入していく手みやげ菓子折ではいけないなぁと思う次第です。(いつもそんな準備もしていない、不義理な私たちですが・・・)

本当に本当に、いつもありがとうございます。

kaori

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