【マキノ町野口】炭石けんづくり初講習

木野環境

2012年01月19日 11:30

2012年1月13日。
高島市マキノ町野口地区で取組んでおられる「夢炭(むーたん)」の粉炭利用のために提案した「炭石けん」づくり が行われました。
※粉炭とは、窯から出した時に割れたりして売れない炭のことです。

 今までの野口地区関連の活動をチェックしたい方は→ コチラ!

初めての地元での講習会です
マキノの「うぃ・らぶ・マキノさくら会」さんからも数名お越しになり、20名を超える参加となりました。

会場は野口地区の集会場です。
前回のめいどいんマキノさんと木野環境で試作をしたとき(この時)と同じく、先生は天然自然社seisuiの杉江さんです。
(過去Blog→【田舎体験しが】水草せっけん、杉江さんの記事!
道具類、かんたん石けんグリセリンソープ、オイルの調合、必要な薬剤、アロマオイルは杉江先生の石けんづくり講座準備でお願いいたしまして、当方からはharumiさんが、野口地区の「夢炭(むーたん)」を粉にしたり、その他下準備・・。
準備万端で挑みました。

最初は小手調べです。かんたんグリセリンソープづくり。
杉江先生ご準備のグリセリンソープを、
刻んで、とかして、炭粉とアロマオイルを混ぜて、型に流して…冷やして…
天の恵みで、冷え冷えに。

これでも溶けて1/3ほどになったそうですよ。。
さて、かんたんできあがり



さて、ここから本番。本格石けんづくり。危ない薬品「苛性ソーダ」を使いますので、みなさんに注意を促します。
真剣に杉江先生の説明を聞き、作業を行います。

アラウンドエイティ のおばあちゃんも、お好みの香を決めて…
何種類かのアロマオイルをブレンドして香りを作るので、ボトルを合わせて香りを嗅いでおられる様子です。

オイルと苛性ソーダーの水溶液を混ぜるため、10分間のシェイク!休めません!

当方で行った試作時は、1リットルペットボトルを使用したため、harumiさんakikoさんは筋肉痛に。。。 今回は500mlペットボトルでチャレンジです。経験に学びました。

溶液の様子も鹸化してきて変わってきます。
ここに炭粉を加え、アロマオイルで香り付け、さらに10分のシェイクを行って…
真っ黒になった石けんの元を牛乳パックの型に入れ、今日の作業はおしまい。

これから数日の固め期間と、熟成を経て、1ヶ月後にやっと使えます。

杉江先生からは、界面活性剤のお話もいただきました。
「石けん運動」を経験されたマキノのおばあちゃんたち。石けん・合成界面活性剤の話題にも、すんなりご理解が進んでおられた様子。
石けんづくり講習も楽しそうかつ真剣、と杉江先生は絶賛されて帰途につかれました。
先生ありがとうございました!


今日の日の記念写真!

「熟成具合を報告し合って、1ヶ月後は出来たのをみんなで持ち寄ろう!」
「今日来てない野口の方にも石けんを分けてあげような」

と、地元の方から提案がありました。
次回に向けて期待が高まりますね。



おまけ
12月23日に開催した「地域を元気にする活動ネットワーク交流会」での発表ポスターと、その際受賞された「お手本にしたいで賞」「応援したいで賞」両賞の賞状が集会場に貼ってありました。(開催報告はこちら

地元で共有されている現場を見られて、嬉しいです

kaori

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