新旭町針江地区で始まった工夫

木野環境

2011年04月20日 10:00

写真家の今森光彦さんが制作指揮となりNHKで制作されたドキュメンタリー「映像詩 里山~命めぐる水辺」に登場し、一躍有名になった高島市新旭町針江区。
地域の湧き水を利用した「かばた」がある生活風景を見ようと、各地からの観光客、また視察の方々が訪れる場所です。(またまた私用にてお邪魔いたしました)

その針江区の夜に、ぼうっと灯る灯籠がひとつ・・・・・


これは、針江地区に点在している下水道の空気取入管にお化粧させて、より趣ある街並みにしようと、始まった取組みで作られた常夜灯。
記念すべき第1号です。

針江地区には、下水道空気取入口となる(ちょっと無粋な・・)銀色の柱がちらほらと立っているのです。

その周りをステキな外組でカバー!
このように、通気口の部分は開けてあり、管のメンテナンスも可能なように配慮して作られているのだとか。


電源には、針江をゆったりと流れる水の恵みを活用!
常夜灯がある広場の反対側、水路でくるくる回っている水車を利用して発電した電気が使われれています。
水の勢いで発電量が若干変わるため、常夜灯の明かりもほのかにゆらぎます。



中には50個近くのLEDライトが入っているのだそう。
昼白色という白い灯りだったものを、より趣を・・・・・・と電球色に変更。
あたたかい灯りが夜道を照らしています。



この1基目を皮切りに、区内の空気取入管のお化粧を進めよう!と「針江生水(しょうず)の郷委員会」さんが今燃えておられます。
これからぽつぽつと針江の家並みに、常夜灯が増えて行くでしょうね。
楽しいプロジェクトになることを応援したいと思います。


詳細情報
針江生水の郷委員会ウェブサイト
針江区へお越しの際は、生水の郷委員会さんの案内のもとでご見学を楽しんでください。詳しくは、「見学のご案内」をご覧ください。


「続き読む」に地図を掲載しておきます。

kaori

大きな地図で見る


関連記事