幻のリンゴ復活物語 前篇

木野環境

2011年07月15日 10:00


昔むかし、彦根りんごというリンゴがありました
古文書によれば1816年に彦根藩士が彦根に200本樹を植えたのが始まりとか。
藩士のお屋敷や寺社で栽培され、将軍家にも献上されたという由緒あるリンゴでした。
幕末に活躍した大老井伊直弼公も食したかも?!

熟した彦根りんご 写真提供:尾本正和さん


彦根りんごのキーホルダー 実物大 横約4cm
手のひらに乗る可愛いサイズ 
ほのかに紅に染まるぐらい この色でもう熟しています

彦根りんごは平安時代に中国から渡来し栽培されてきた和リンゴの一種です。
しかし明治に導入された西洋リンゴ(今私たちが普通に食べているリンゴ)に押されて、
1955年(昭和30年)ごろには姿を消してしまいました
このリンゴを復活させようと立ち上がった三人衆がいます
大阪からUターンした尾本正和さん、果樹栽培に関心がある河地正樹さん、そして彦根藩ご家老の末裔で、彦根りんごの普及に尽くした祖父をもつ八木原俊長さんです。
苦労を重ねて、古の彦根りんごに近い品種を探しだし平成彦根りんごと名付けました

三人衆を中心に彦根市民有志30名で彦根りんごを復活する会が2003年にスタート。
彦根りんごをPRするイベント、青森、長野などとリンゴを通じた交流、加工品の開発などの活動をしています。


彦根りんごの花 写真提供:尾本正和さん


8月に収穫。 子供たちも大喜び 写真提供:尾本正和さん

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幻のリンゴ復活物語 後篇


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【田舎体験しが】彦根りんごを復活する会

滋賀県農村振興課HP「田舎体験しが」記事
彦根りんごを復活する会 ~幻のリンゴで地域貢献を~

彦根りんごを復活する会 http://08-09.com/hikoneringo/
事務局長 尾本 正和 氏
tel./fax. 0749-24-2855
メール plan08@za.ztv.ne.jp

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